枕の硬さについて ためしてガッテンの考察 2
2月6日(水)のNHKの「ためしてガッテン」で「解明!ぐっすり眠れる枕の秘密」という番組が放映されました。 オープニングのポイントは『焼き鳥と塩』 塩については、アラビア半島の死海の塩分濃度にしたプールに横たわり、無重力状況を作り、その時の寝姿勢を考察して、頚椎の角度を測定しました。15度でした。(前回のブログ) オープニングのポイントの2番目、『焼き鳥』は何を意味するのでしょうか。 話を放送画面の進行に移します。 二人のお嬢さんがそれぞれ好きな寝方で寝てもらいます。その形に切り込んだマットレスを用意し休んでもらいました。 翌日は普通のベッドに休んでもらいました。大きく寝返りをしている映像が放映されていました。 無重力状態でない寝具の上で休むと、重力により身体の一部に多くの圧力を受けます、そこに筋肉の緊張が生じ、また血流が悪くなります。寝ている間にも「寝返りしなさいと」、脳に指令が走り、寝返りをするのだそうです。 この実験は寝返りが出来ないと、肩こりや腰痛、筋肉痛が生じます。 次の実験 柔らかい枕は寝返りをする時、腰部と頭の回転速度(角度)が異なり、首にねじれが生じ、腰痛、肩こり、寝違い、筋肉痛の原因になることを示唆していました。 前回のブログ『快適枕の高さについて』の最後のほうに、『頚椎弧下には20mmくらいの空間がありました。』 硬めの平らな枕にすると、頚椎弧の所に図の[h2-h1]の空間が生じ、頭と枕の接触面が少なくなり、圧力が高くならないかとの心配です。
左の絵は座布団(エンジ)の上にタオル6枚を載せ、ブルーは体圧測定シートです。 測定結果です。 「座布団枕」(左)は接触点の数は16個、最高圧力は72・mm・Hg 「座布団枕」は長時間使用すると後頭部が痛くなります。 ビーズ枕は後頭部の形になじみ、後頭部の形状になり、接触面が多くなり、圧力が低くなります。 |