“側臥位に寝ることにより、無呼吸症候群患者に朗報か?”
平成22年12月11日 聖路加病院講堂にて『第12回 腹臥位療法実践の報告セミナー』が開かれ、参加させて頂きました。
前回は私も寝具開発の過程を演壇より、お話しさせて頂きました。その折、平成22年の4月ごろ迄には、『腹臥位用マットレス』を完成させ、HPで発売予定と、お話ししましたが、開発していく内に、次から次へとアイデアが浮かび、改良してまいりました。
やっと平成22年11月に改良が終わり、介護保険、福祉用具の登録が12月3日付けで登録されました。これからHPに載せるべく努力中です。
今回『セミナー』に参加しまして、私の腹臥位用マットレスの開発の方針が間違いないことを確信致しました。
1、腹臥位姿勢になりやすい寝具の開発
① 頭部接触圧の少ない寝具。(日野原先生は羽毛補助枕を使用)
② 顔面を横向き90度にしなくともよい寝具。(鼻が仕えない構造)
③ ドレナージ(口腔内の唾液等)の処理がしやすい寝具
④ 臭気予防、制菌寝具
⑤ 腹臥位姿勢で胸部、腹部への圧力の少ない寝具(長時間の腹臥位姿勢ができる。)
⑥ より簡単な補助具の使用
2、横向き姿勢(半腹臥位)になりやすい寝具
腹臥位に慣れない患者に、先ず、半腹臥位から、
① 横向きで、肩への圧力の少ない寝具
② 寝返りした時、仰臥位でも楽な寝具
今回のセミナーでは大きな病院の先生、医療ナース関係の先生のお話で医療関係に従事される方向けの高度なお話でした。
興味ある話として、『無呼吸症候群の改善は側臥位、腹臥位になることにより、半減する、しかしお医者様はそれを進めない、なぜなら収入が減るから・・』とのお話をされていました。
この件に関して私にも経験があります。ある睡眠外来のある病院に「肩の沈むマットレス及び腹臥位用マットレス」を提供したことがあります。何の反応もありませんでした。
以前 太田睡眠科学センター 千葉伸太郎先生の[無呼吸症候群の方が側臥位になることにより、半分の方の症状が良くなる報告]にリンクしようとしましたが、以前、HPをリニアールした時に消してしまったようです。
無呼吸症候群の方には知って頂いた方が良いと思いますので、早急にブログに再記致します。