平成29年7月18日午前、各テレビ局から、聖路加国際病院名誉院長 日野原重明先生の訃報が放映されました。105歳でした
大きな、大きな大木が倒れたような、非常に残念な、空虚な気持ちになりました。
私が先生に始めて、お目に掛かったのは先生が主催されていた、「腹臥位療法推進研究会」のセミナーでした。平成18年12月の第8回のセミナーに出席させて頂き、日野原先生のお話を始めて聞かせて頂きました。
特に、第11回「腹臥位（うつぶせ）療法 推進研究会と実践の報告セミナー」が平成21年12月12日に聖路加看護大学１階講堂で開催されました。その折、「肩の沈むマットレスと腹臥位用マットレスの開発」という、演題で10分間のプレゼンティションをさせて頂きました。
日野原先生は98歳になられておりましたが、非常にお元気な声で開会と閉会の挨拶をされておりました。日野原重明先生を身近に拝見し、先生の人徳を体感した時間でした。先生とツー・ショットの写真も撮って頂き感激の一日でした。
昨年平成28年6月、第17回「腹臥位（うつぶせ）療法 推進研究会と実践の報告セミナー」が最後のセミナーになりました。毎年開催されておりましたので、17年の長きに渡り、先生が腹臥位になるだけで、『多くの疾患が改善し、健康な生活が営まれるよ！！』と声を高く、私たちを導こうとしていたのだと思います。
私は先生の腹臥位に対する思いを引き継ぎ、腹臥位の研究を今後も続けていきたいと決意しております。
日野原先生のご冥福を心より、お祈り申し上げます。